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2008年12月17日

琉大講義、削減反対へ署名 非常勤労組が活動開始

大学等非常勤講師ユニオン沖縄★
 ∟●琉大講義 削減反対へ署名 非常勤労組が活動開始

 琉球大学が二〇〇九年度入学用カリキュラムから外国語授業を削減する問題で、労働組合大学等非常勤講師ユニオン沖縄(平井真人執行委員長)は十五日、削減反対を求める署名活動を始めた。高教組に協力依頼し、県内の小中高の教員らにも呼びかけるほか、同大構内や該当で署名活動を展開する。

 同労組の鳥山淳書記長は「授業数減は教育レベルの低下につながり、学生の学力に影響する。一月二十日が新カリキュラムの最終決定なので、それまでに署名を提出するなどなんらかの意思表示をしていきたい」と語った。

 高教組の松田寛委員長は「授業数減でレベルを維持できる根拠をはっきり示されないと、送る側として納得できない」と批判。「削減した分を自主学習に任せることは大学の責任放棄になる」とし、今後、各分会で議論するよう投げかける予定だ。

 同日、琉大の学生有志十二人が授業数削減に反対する要請書を大学へ提出した。学生は「教育の場である大学が教育を放棄し、学生の自己責任へと転嫁している」と反発した。


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