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2009年01月02日

サイト紹介、東北大学「井上総長の研究不正疑惑の解消を要望する会」

井上総長の研究不正疑惑の解消を要望する会(フォーラム)

「井上総長の研究不正疑惑の解消を要望する会(フォーラム)」の活動について
平成20年12月16日

代表 日野 秀逸
(前東北大学大学院経済学研究科長・教育研究評議会評議員)

 井上総長の研究不正疑惑の問題について、昨年12月25日付で、大学から「調査報告書」(http://www.tohoku.ac.jp/japanese/press_release/pdf2007/20071228_2.pdf)などが公表されました。この「調査報告書」は、少なくともこの問題に関する大学としての社会的説明責任を果たすべく作成された報告書でしたが、その内容は、本学が教員・学生に研究を進める上での規範として提示している「研究者の作法」(http://www.bureau.tohoku.ac.jp/kenkyo/fb/FFPleaf.pdf)に合致しない点が多く、世間の一般常識から乖離したものでした。
 学内の教授有志が、この点を要望書及び質問書の形で、繰り返し大学の責任者に提出しましたが、本部責任者は一貫して、教育研究評議会などの大学の正規機関での議論を避ける一方、要望書に対しては、質問事項の内容に具体的に立ち入ることはいっさいせず、もっぱら「両報告書は正当であった」、ということを繰り返すばかりでした。
 そのため、調査報告書公表後約1年を経てもなお、総長の名誉回復も、東北大学の研究の誇り回復も達成されているとは言えない状態です。これでは、「研究第一主義」、「世界のリーディングユニバーシティ」を標榜する本学としては、極めて残念な状況です。このため、自然発生的に集まった数人が意見交換などを継続してきましたが、10月末に東北大学の現状を憂いている学内の幾つかの部局に所属する教員、名誉教授など約20名との懇談を行いました。その結果を踏まえて、「井上総長の研究不正疑惑の解消を要望する会(フォーラム)」として、新たな活動をはじめました。下記3つの事項ならびに、フォーラムの共通理解について、紹介します。……

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