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2009年01月22日

景気悪化の影響を真っ先に受けたのは日系人労働者だった

全労働
 ∟●景気悪化の影響を真っ先に受けたのは日系人労働者だった

 「派遣切り」という言葉まで生み出した昨今の雇用情勢。この荒波を真っ先にかぶることとなったのは、外国人、特に中南米出身の日系人労働者であった。

 彼らが多く住む東海、信越、北陸地方などのハローワークには、11月初旬から急に多くの日系人労働者が来所するようになった。同月の外国人相談件数が前月比の2・5倍となったところもある。

 特徴的なのは、数人から10人程度で訪れることが多く、日本語を話せない方が多いこと。通訳役と仲間全員で来所するのだが、中には、仲間の中に日本語を話せる者がおらず、日本の小学校に通学している子供を通訳役として数名で来所されたケースもあった。

 こうした人たちは、これまではブローカーや派遣会社のあっせんで集団で就職・転職し、自分たちのコミュニティーを中心に生活してきたが、景気悪化によりブローカーや派遣会社から見捨てられ、ぽつねんと日本社会に取り残されてしまった。……


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