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2009年02月05日

中央教育審議会の審議動向、教育機関としての実質化議論

http://www.zenshigaku-np.co.jp/others/2009/others2009012321240202.html

位置付け不明確などの意見

【大学分科会大学院部会】
 中央教育審議会大学分科会の大学院部会(部会長=荻上紘一・大学評価学位授与機構教授)は、一月十五日、東京・霞が関の文部科学省において委員懇談会を開催した。今回の懇談会で現在の委員での大学院部会は最終の会議となる。
 論点は「大学院の教育機関としての実質化について」。
 最初に文部科学省の徳永保・高等教育局長が、大学院は、修士課程・博士課程という課程制となり、教育基本法の改正により教育機関として位置づけられた、しかし、実質的にそうなっているのか、検討いただきたい、と述べた。
 委員からは、大学院における教育機能について「(教員の)モチベーションが最大の課題。教育貢献を数量的に測るもの、評価基準が必要だ。教育に特化した人も出てくるような雰囲気の醸成も必要だ」「大学院GPなどを見ると教育専任が生まれている。今、動きつつあると思う」「教育評価については、大学以外の評価を入れることが必要」などの意見が出た。……


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