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2009年02月10日

教育再生懇、「これまでの審議のまとめ-第三次報告-(案)」

■教育再生懇
 ∟●第7回教育再生懇談会議事次第
 ∟●「これまでの審議のまとめ-第三次報告-(案)」

これまでの審議のまとめ
-第三次報告-

平成21年2月9日
教育再生懇談会

【ポイント】
……

Ⅱ 大学全入時代の教育の在り方について

1 危機に立つ大学教育
○大学は、大学教育の名に相応しい学生及び教育の質を確保できているか
○経済的事情にかかわらず、意欲と能力のある者の大学進学を保障する仕組みが整っているか
○トップクラスの人材を育てられる環境となっているか

2 大学教育の質を担保する
(1)学生の質の担保
①大学は入学者の基礎的な学力を確保する
必要な学力検査の実施、本来の趣旨での推薦・AO入試の実施など
②大学は卒業生の質に責任を持つ
GPA制度、単位・進級・卒業認定の厳格化など
(2)大学教育に対する外部チェックの厳格化
①設置認可段階での質の担保を図る
大学教育としての教育条件の審査の徹底、入学者選抜の方法の審査など
②大学の質に関する第三者評価の在り方を見直す
教育、研究水準の比較を可能にするための評価指標の明確化など

3 高等教育に対する公的支援の在り方を改革する~中長期的な高等教育戦略の観点から~
(1)大学財政が私費負担に依存せざるを得ない構造を転換する
大学財政の公私負担割合の在り方の検討、大学の質の担保を前提に、納税者の支持を得られる大学への公費投入の検討など
(2)家計への支援により、意欲ある学生に学問への途を開く
学生への給付型の経済支援方策の拡充の検討
4 トップクラスの人材を育成・支援する
(1)学術研究の担い手・教育補助者としての大学院生の貢献を正当に評価して、給付制の支援方策を拡充する
若手研究者並みの水準を目指した給付制の支援方策(RA・TA等)
(2)高大連携の推進により優れた高校生の能力を伸ばす
国際科学オリンピック優秀者に対する大学入学者選抜での特段の配慮など

……

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