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2009年02月13日

神戸大学教職員組合、非常勤職員の雇い止め撤廃を求める署名を!

神戸大学教職員組合
 ∟●月刊しょききょく2月号(2009.02.06)

非常勤職員の雇い止め撤廃を求める署名に
ご協力をお願いします

教職員のみなさん

 いま、雇用情勢の急速な悪化が労働者に襲いかかってきています。とりわけ派遣や期間契約の非正規労働者の解雇は底が抜けたような状態で、留まるところを知りません。
 この非正規労働者の解雇問題は大学でも例外ではなく、京大で2010年度中に100名もの非常勤職員が5年契約期限で雇い止めになることがマスコミで大きく取り上げられました。神戸大学には922人の非常勤職員が働いています(2009年1月現在、人事課調べ。教員を除く)が、その多くの方が非常勤職員就業規則によって原則、年度内雇用契約の更新が通算3年までとなっています。京大よりもさらに短い契約期限で雇い止めとなるのです。

 もともと期間を定めた労働契約は臨時的・季節的業務に適用されたものであるにもかかわらず、国家公務員時代から続く定員(常勤職員)削減のために、常勤職員が従事するべき恒常的な業務をも非常勤職員が担うようになってきたのであり、今や非常勤職員の果たしている役割は非常に大きくなっています。その非常勤職員がわずか3年で雇い止めとなり、また新たな人を雇用するというのは業務の効率性からいっても極めて不合理です。
 また、現在の厳しい雇用情勢のもとで雇い止めになれば次の職を探すのは非常に難しく、たちまち生活上の困難をかかえることとなります。3年満期だからといって雇用悪化の大波に放り出すのは理不尽です。

 神戸大学教職員組合は12月16日に「雇い止め中止」の要望書を提出、12月18日の団体交渉でもとりあげました。現在、各支部で非常勤職員懇談会を開催して、非常勤職員の方々の切実な声を伺っています。
 合わせて、圧倒的多数の署名を集め、それを当局に提出して解決を迫りたいと考えています。非常勤職員を始め、教職員の方々の積極的なご協力をお願いいたします。

……

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