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2009年02月24日

文科省、金融危機 大学の損失を注視

http://www3.nhk.or.jp/news/k10014334321000.html

 世界的な金融危機の影響で、資産運用のための金融取引などで損失を出す私立大学が出ていることから、文部科学省は、今後、損失によって経営が厳しくなる大学が出ないかどうか、注視することにしています。

 金融危機のあおりを受けて、私立大学の中には、資産運用を目的に海外の金融機関を通じて行っている「デリバティブ」と呼ばれる金融取引などで、損失を出す大学が出ており、駒沢大学では、1年間で150億円を超える損失が出たことが明らかになっています。ほかにも、資産運用による損失で、教育活動や研究活動に支障が生じたり、学校経営そのものに影響を受けたりする大学も出てくるのではないかという懸念が出ています。これについて、文部科学省は、学校法人の資産運用は法律では禁止されていないものの、学生が不利益を被ることがあってはならないとしています。そして、金融危機は予想以上に長引く可能性もあるとしており、今後、損失によって経営が厳しくなる大学が出ないかどうか、注視することにしています。

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