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2009年03月02日

神戸大学教職員組合、非常勤職員の退職後の再雇用に応募する道ひらく この4月から

神戸大学教職員組合
 ∟●組合ニュース2008年度第8号(2009.02.25)

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非常勤職員の退職後の再雇用に応募する道ひらく この4月から

但し退職後6ヶ月経過が条件(団体交渉の後、部局長会議で3ヶ月に短縮したと報
告されています。)しかし3年期限雇い止め撤廃には応じず。

 これまで非常勤職員は一度退職したら神戸大学に再雇用されることはありませんでした。それを見直し、退職後一定の空白期間があれば応募することができるようになりました。この期間は3ヶ月経過したら応募できるというものではなく、3ヶ月後の採用に応募することができるものです。公募を前提としています。この再雇用では以前の勤務年数はリセットする、つまり再雇用から3年期限で勤務することができることになっており、また次の退職後にも何回でも応募できる、ともしています。
 しかし退職前のポストはまず新しい人で埋まっているでしょうし、3ヶ月後に採用ポストがあるかどうか、確かな保障はありません。全然再雇用の応募もできなかったことに比べれば前進のようにも見えますが、その道は細いものと考えざるを得ません。

 団体交渉では「なぜ6ヶ月なのか。継続でないなら1ヶ月だって1日だってあり得るではないか」と問いただすと、当局も「6ヶ月に根拠があるわけではない。労基署に聞いても基準はないとしており、また裁判事例でも一定しているわけではない。継続雇用ではないと説明するのには6ヶ月が妥当かと考えているが、決定したわけではない」と極めてあいまいな言い方しかしません。だからこそ団体交渉後、1週間も経たない間に「3ヶ月」と決定しているのです。しかも交渉相手の組合には何の説明もありません。
 非常勤職員が求め、また業務の合理的な推進に必要としているのは、3年雇用期限の撤廃です。このことには「雇用財源の目途が立たない」の一点張りで応じようとしないのが当局の姿勢です。他の国立大学ではマスコミ報道にあるように28大学で「期限撤廃や期限見直しを実施または検討中」としています。最近では別項のように佐賀大学が期限を撤廃しました。……


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