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2009年03月03日

中教審大学分科会、高等教育局長〝国際的枠組みで質保証を〟

http://www.zenshigaku-np.co.jp/others/2009/others2009021321270202.html

第四期最終審議
委員からは地方大学消える懸念

 中央教育審議会の大学分科会(分科会長=安西祐一郎・慶應義塾長)の第七十五回会合が、一月二十六日、東京・霞が関の文部科学省で開催された。今回の会合が第四期としては最後となる。この日の議題は、中長期的な大学教育の在り方についてなど。
 まず事務局から、これまでの審議での意見など概要をまとめた「大学分科会の審議経過について(案)」が提出され、説明が行われた。
 また、大学分科会および各部会等における審議状況については、以下のように説明された。
 大学分科会では「中長期的な大学教育の在り方について(諮問)」に関して審議を行ってきたが、引き続き次期でもこれについて審議が行われる。制度・教育部会は「学士課程の構築に向けて(審議のまとめ)」を昨年十二月に答申。大学院部会は大学院教育の実質化などを審議中で、次期も継続審議する。大学教育の検討に関する作業部会は「中長期的な大学教育の在り方について(諮問)」に関する各種調査・分析および論点整理のための専門的な検討を行っており、作業部会の下に十三のワーキンググループを設置、このうち四つが具体的検討を開始している。法科大学院特別委員会は「法科大学院教育の質の向上のための改善方策について(中間まとめ)」を昨年九月に取りまとめ、今後さらに審議が行われる。留学生特別委員会は昨年七月に「「『留学生三十万人計画』の骨子」取りまとめの考え方に基づく具体的方策の検討」を取りまとめた。専門学校特別委員会は「高等専門学校の充実について」を取りまとめ、昨年十二月に答申。認証評価特別委員会は昨年六月まで認証評価の改善に関する論点について検討を行ったが、中長期的な大学教育の在り方とかかわりが深いため、いったん審議を休止している。 ……


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