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2009年03月10日

富大学長選考、学内外に波紋広がる

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20090309-OYT8T00006.htm

意向調査巡り対立

選考結果に反発する教員らは、1月に集会を開いた(富山大五福キャンパスで) 富山大学の学長選考で、教職員らによる意向調査の結果、最下位だった西頭徳三(さいとうとくそう)学長(70)が、選考会議で再任された問題が、学内外に波紋を広げている。一部の教員が文科省に選考に関する法改正の検討を求めるなど、選考のあり方そのものを問いかけている。(井上亜希子)

◆学内の反発

 東京・霞が関の文部科学省に3日、「学長選考問題を考える会」世話人の小倉利丸教授や岡村信孝教授ら4人が訪れ、西頭学長の再任について異議を訴えた。

 4人は、〈1〉文部科学相が西村学長を任命しない〈2〉学長選考会議に再選考を指示する〈3〉国立大学法人法の学長選考に関する規定を改正する――の3点を要請。規定の改正を求めたのは初めてという。

 ただ同省は、「大学の自主性を尊重するのが原則。人物に問題がなければ任命する」と説明するにとどまる。学長は、大学側が文科省に上申し、文科相が任命する手続きだが、同省によると、これまで上申された候補が拒否されたことはない。新学長の任期は4月からで、西頭氏は「改革をやり遂げたい」と続投に意欲を見せている。……


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