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2009年03月12日

京大、制度変更しない方針 非常勤「雇い止め」問題

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009031100187&genre=C4&area=K00

 京都大(京都市左京区)が今月末で5年の契約期限上限を迎える非常勤職員を「雇い止め」にする問題で、京大は11日、制度を変更しない方針を京大職員組合に伝えた。組合は「放射線技師など職場で専門性が高い仕事をしている非常勤職員がいる」として、今後は個別の事例ごとに雇用の継続を求めて交渉を続けるという。

 この日の団体交渉で、組合が非常勤職員の契約期間上限の撤廃を求める署名を提出した。教職員を中心に1993人が賛同し、別途集めた部局長・評議員対象の署名でも研究科長3人を含む計11人が賛同した。仕事の継続を求める非常勤職員112人の署名も提出された。

 組合の松波孝治委員長らは「やめさせないでほしいという声が高まっている。公的な教育機関がやっていいことか」と話している。一方、京大総務部は「専門性の高い仕事については正規職員への採用を進めており、例外を認めたり制度を変える必要はないと考えている」としている。


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