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2009年03月17日

中教審、学科等の目的と免許状との関係慎重に対応

http://www.zenshigaku-np.co.jp/news/2009/news2009030321290101.html

学科等の目的と免許状との関係慎重に対応

中教審・教員養成部会決定
経営学系等の「保健体育」申請急増で
課程認定済校もフォローアップ

 中央教育審議会初等中等教育分科会の第五十七回教員養成部会が二月二十七日、文部科学省内で開かれた。
 この日は、第五期中教審発足後、初の部会。そのため部会長の選任を行い、梶田叡一・兵庫教育大学長を部会長に、安彦忠彦・早稲田大学教育・総合科学学術院教授を副部会長に選任したほか、(1)「教職課程認定大学実地視察規程」の改正(2)「大学における教育課程の共同設置制度に係る教育職員免許法施行規則」の改正(3)学科等の目的・性格と免許状との相関関係等について審議した。
 部会冒頭、あいさつした前川審議官は、教員養成部会に関して、当面の課題はないが、今後二年間はこれまでの施策に関するフォローアップを要請した。
 また議案(1)に関しては、教職課程認定大学の実地視察には、これまでの課程認定委員に加え、経験豊富な視学委員にも参加してもらい、入念な視察で改善につなげたいとの改正の趣旨が文部科学省から説明された。実地視察規程の改正について委員から異論はなく承認された。
 また(2)に関しては、本来、教職課程認定大学は免許状授与の所要資格に必要な授業科目を自ら開設しなければならないが、平成二十一年度から大学における教育課程の共同実施制度が導入され、複数の大学で授業科目を分担して開設し、同一の教育課程(共同教育課程)を編成することが可能となるため、共同教育課程に関しては、他の大学で開設する授業科目を、それぞれの大学が自ら開設したものとみなす旨の例外規定を設けるなど必要な規定を整備したいとの説明が同省からあり、これも委員から異論なく承認された。……


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