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2009年03月17日

立命館に1年以上の開校延期要請へ 岐阜市長

http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20090316/200903161410_7398.shtml

 岐阜市立岐阜商業高校を廃止して立命館を誘致する問題で、市議会定例会一般質問が16日始まり、細江茂光市長は「現在の市岐商の在校生には市岐商の生徒として卒業してもらいたい」と答弁。立命館岐阜高校(仮称)の来春開校を提案している立命館側に、開校時期の1年以上延期を求める考えを示した。

 市議会の公明党会派の辻孝子市議が「在校生は市岐商の生徒として卒業できるか」と代表質問。細江市長は、今春2年生になる生徒が卒業する2011年3月末までは存続させる考えを示し「開校時期の延期を立命館と協議していきたい」と述べた。

 取材に対して細江市長は「市教委が1月に受験生にお知らせ文を配っている」と語り、今春の新入生には立命館になる可能性があることの周知ができているとの認識を示した。

 細江市長は、存続派市議らの理解を得るため、立命館と提案内容について交渉中。立命館は今月中に市議会の同意が得られなければ提案を白紙撤回する方針を表明している。

市岐商存続派が廃止撤回求め決議案 議会提出へ

http://www.chunichi.co.jp/s/article/2009031590162955.html

 岐阜市立岐阜商高を廃止し立命館(京都市)の中高一貫校を誘致する岐阜市の計画で、市岐商存続派の市議グループは14日、市教育委員会に対し市岐商廃止の方針撤回を求める決議案を3月市議会に提出することを決めた。

 決議案では、市岐商をはじめ市の公教育のあり方をめぐり十分な議論がされていないとして、市教委が2008年3月に、少子化などを理由に市岐商の将来的な廃止を決めた方針を白紙に戻すことを要望。その上で、市岐商廃止を前提とした立命館誘致計画の撤回を求めている。

 市側は3月市議会に立命館誘致費を計上した09年度一般会計予算案を提案しており、予算案通過をもって市議会が計画に賛成したと判断する意向を示している。自民や民主、無所属の一部をはじめ、共産や社民を含む市岐商存続派は、これに対抗するために市岐商廃止撤回に絞った決議案を出すことにした。

 存続派は、立命館が市岐商廃止と跡地の無償貸与を進出の条件にしているため、決議案を可決すれば、市議会が誘致反対の意思を表明したことになり、計画の実現が難しくなるとしている。

 決議案と一般会計予算案はともに本会議最終日の3月27日に議決の見通し。

 12月議会で市岐商の存続決議に賛成した会派の公明(6人)は誘致派が優勢になり、決議案と予算案での対応が注目される。

 10年度の高校開学を目指す立命館は岐阜市との交渉期限を3月末としている。


[同ニュース]
岐阜商高移管:細江市長、11年春の開校案示す 

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