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2009年03月26日

京都市立看護短大は廃校へ、佛教大学の看護学科に継承

http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200903250090.html

 京都市は25日、3年制の市立看護短期大学(同市中京区)の入学者募集を09年度で停止し、11年度に廃校すると発表した。教員やカリキュラムは、佛教大学(同市北区)が11年度に新設する保健医療技術学部看護学科に引き継がれ、実質的には佛教大に統合される形になる。

 学生の高学歴志向や医療の高度化をふまえ、市は短大を4年制の大学へ移行させることも検討した。しかし、私大の参入などで将来的に運営が厳しくなる可能性が高いとして、単独での4年制化を断念した。

 市と佛教大との基本合意では、少子化をにらんで多角化をめざす佛教大が新設する看護学科に市立短大の教員をすべて受け入れる。学生の臨床研修は従来通り京都市立病院で行う。

 文部科学省や公立大学協会は「公立大から私立大への移行は聞いたことがない」としている。近いケースでは、静岡県立大短期大学部の一部の学科を募集停止し、新たに4年制で公設民営型の静岡文化芸術大(浜松市)を開学した例があるという。


[同ニュース]
市立看護短大廃止へ、京都市 医療高度化に対応

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