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2009年04月21日

北陸大学教職員組合、解雇無効確認・損害賠償請求訴訟の組合側証人の尋問行わる

北陸大学教職員組合
 ∟●組合ニュース第(284号)

……

解雇無効確認・損害賠償請求訴訟の組合側証人の尋問行わる

○岡野浩史証人(元本学教職員組合執行委員長・書記長)(2009.2.23)
 証言内容は、法人と組合の緊張関係にかかる以下のような事項、並びに、法人の不誠実団交・団交交渉義務違反に関する事項でした。
①組合員監視 ②組合員尾行 ③オリンガー氏解雇 ④盗聴器設置
⑤労働条件の実態 ⑥学長・学部長公選制要求運動 ⑦街宣活動(ビラ配布)

○林敬証人(前執行委員長)(2009.3.9)
 主に解雇に至る経緯と法人の団交交渉義務違反にかかる証言が展開されました。
 共に、原告組合側弁護士による主尋問の後、法人側弁護士の反対尋問が行われました。主尋問の間、法人側弁護人の1人が殆ど居眠りをしていたことと、その弁護人の反対尋問の質問内容が、(問題とされている事項について、法人側に)「文書で抗議したのか」、(団交の中で)「何分、交渉したのか。1分なのか、それ以上なのか。」というように、原告の主張の内容に立ち入ることなく、表層的な質問に終始していたことが印象的でした(交渉の時間が1分でもあれば「交渉した、誠実交渉義務を果たした」と主張するつもりでしょうか)。

 次回は法人側証人である松村常務理事と河島理事への尋問が予定されています(4月17日金、11時~17時)。予め裁判所に提出する両氏の陳述書が3月17日の期限を1週間過ぎてやっと提出されました(6年制担当外し問題の労働委員会でも、法人側の陳述書の提出が何度も遅れた)。
 5月25日(月、11時~17時)には、田村、ライヒェルト両氏の証人尋問が行われます。
 何れの証人尋問も自由に傍聴できます(金沢地裁)。……


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