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2009年04月02日

府労委にあっせん申請 京大、非常勤「雇い止め」問題

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009033100261&genre=C4&area=K00

 京都大の非常勤職員が最長5年で「雇い止め」となる制度をめぐり京大時計台前(京都市左京区)にテント村を作って座り込みを続ける京大時間雇用職員組合「ユニオン・エクスタシー」は31日、大学との団体交渉開催などについて京都府労働委員会にあっせんを申請した。

 団交開催について同日までに大学に求めていた回答がないため、労働委に申請した。申請では、5年での雇い止めの撤廃を主張し、団交拒否とテント村の撤去予告は不当労働行為だとして、団交か、多くの非常勤職員が参加して意見が言える説明会の開催を求めた。

 組合エクスタシーの井上昌哉さん(37)は「首を切られる当事者が1000人以上いるのに何も説明をしないのは大学としておかしいのではないか」とし、4月以降も団交と説明会の開催を求めて座り込みを続けるとしている。

 京大は「団交については検討中。労働委員会の件は情報がなく、コメントできない」としている。

 「雇い止め」をめぐっては、教職員でつくる京大職員組合が3月11日、雇用上限5年の撤廃を求める署名約2000人分を集め大学に提出したが、大学は制度を変更しない方針を伝えている。


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