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2009年04月13日

不適合基準の厳格化求める、法科大学院評価で中教審

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/education/158289.html

 中教審法科大学院特別委員会は10日、法科大学院の適格性をチェックする認証評価機関が「不適合」と認定する際の基準を厳格化し、教育の質に重大な欠陥が認められた場合に限定するよう見直しを求める素案を大筋で了承した。今月中にまとめる法科大学院の質向上に向けた最終報告に盛り込む方針。

 法科大学院は5年に1回、日弁連法務研究財団など3つの評価機関のいずれかの評価を受けることが義務付けられている。これまで68校のうち22校が基準を満たしていないとして不適合となったが、一部の大学院が異議を申し立てている。

 特別委の審議では不適合の認定基準が評価機関によって、評価項目の1つでも基準を満たさなかった場合だったり、法令違反などが確認されたケースだったりするなど評価基準にばらつきがあることが問題点として指摘された。

 これらを踏まえ特別委は、各評価機関の独自性に配慮しながら評価基準に共通認識を持つ必要があるとした上で、不適合認定の基準を厳格化することなどを素案に盛り込んだ。


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