2009年05月11日
金沢大学問題を知るために
金沢大問題を知るためにはじめに
卵巣がん患者(K子さん)が残した思いを遂げるために遺族が起こした「インフォームド・コンセント訴訟」――これが金沢大学病院を巡る問題の始まりです。病院の抗がん剤投与の臨床試験では、投与する患者を「あみだくじ」で決め、患者に内緒で行うという、まさに「人体実験」が行われていました。
その事実を知った産婦人科の打出喜義医師は、大学病院の教授に直訴して、「試験のやり方はおかしい」と異議を唱えましたが、認められず、教授からは「大学に居たいならば目をつむれ」との忠告を受けました。
打出医師の考えを変えるきっかけになったのは、K子さんが1998年11月にT弁護士に宛てた手紙でした。……
[参考文献]
■人体実験の作法---金沢大学「無断臨床試験」裁判---
■インフォームド・コンセントの部屋
∟●☆金沢地方検察庁検察官への打出喜義金沢大医学部講師の陳述書/2006.4.26
∟●☆金沢地方検察庁検察官への仲正昌樹金沢大法学部教授の陳述書/2006.4.24
∟●☆厚生労働省への打出喜義金沢大医学部講師の上申書/2006.4.26
■打出喜義医師リンク
2008年1月■1月27日 非認定学位で教授昇進 金沢大 米の大学で「博士号」 読売新聞[朝刊]
■1月26日 ニセ学位 国立大医学部教授も 金沢大三重大 昇進時,経歴に使用 朝日新聞[朝刊]
2009年4月・5月
■4月20日 金沢大に550万円の賠償命令
■5月07日 准教授の診療停止訴訟、金沢大が控訴