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2009年05月18日

上智大が懲戒解雇を撤回、和解成立

http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090515/trl0905152050015-n1.htm

 日英同時通訳者として知られる上智大元教授の井上久美さんが、無許可兼業を理由に懲戒解雇処分とした大学側に地位確認などを求めた訴訟は15日までに、東京高裁(青柳馨裁判長)で和解が成立した。大学側が懲戒解雇を撤回した上で、自己都合による退職扱いとし解決金を支払うことが主な内容。井上さんは外国語学部教授だった平成19年3月、無許可で語学学校の講師を務めたなどとして懲戒解雇処分を受けた。

 昨年12月の1審東京地裁判決は「兼業は授業などに支障なく、大学側もホームページに元教授の兼業を記載していた」として、解雇無効や慰謝料の支払いを命じ、大学側が控訴した。

 井上さんは「大学復帰も考えたが、事業に専念するため和解を受け入れた。懲戒解雇ではなくなったことで名誉が守られた」と話している。


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