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2009年06月23日

国大協、平成21年度補正予算に伴う学術研究振興施策についての提言

国大協
 ∟●平成21年度補正予算に伴う学術研究振興施策についての提言


平成21年6月9日

平成21年度補正予算に伴う学術研究振興施策についての提言

社団法人 国立大学協会
日本私立大学団体連合会

 今般成立した平成21年度補正予算においては、科学技術の基盤力強化に資する施策が多岐にわたって盛り込まれており、我が国の学術の中心を担う教育研究機関としてその効果を大いに期待しているところです。このアピールは我が国の更なる学術研究振興に向けて国立大学協会と私立大学団体連合会が共同で提言しようとするものです。
 補正予算の中では「世界最先端研究支援強化プログラム(仮称)」は大規模(2700億円)事業であることと、運用実施方法において新たな制度改革が盛り込まれていることから、特に注目が集まっています。このプログラムは、「研究者を最優先する」という思想のもとで、資金を基金化することで、自由度の高い多年度にわたる運用を可能とすることが提案されています。
 昨今、国公私の枠を超えた大学間連携により優れた研究が多数行われ始めています。私たちは、本改革によって、各大学・研究者の自由な発想に基づく基礎研究の振興とともに、このような大学間の連携研究の推進が加速され、ひいては国公私立大学の研究教育活動の一段の活性化が図られることを強く期待しております。このため、今後の具体的な制度設計・運用に当たって、改正法案の付帯決議に示された国会での審議や、これまでに日本学術会議や大学団体の関係者が表明してきた多様な意見と共に下記の点を十分に配慮するよう、当該事業の企画・実施に携わる方々にお願いします。
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