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2009年07月10日

関学大教授のセクハラ処分は無効、 地位確認請求訴訟で勝つ

http://www.47news.jp/CN/200907/CN2009070901000768.html

 虚偽のセクハラ(性的嫌がらせ)被害の申告で名誉教授の称号を取り消した処分は不当として、関西学院大(兵庫県西宮市)神学部元教授の男性(72)が大学に地位確認と慰謝料など550万円を求めた訴訟の判決で、神戸地裁尼崎支部は9日、処分を無効とし、大学に220万円の支払いを命じた。

 判決理由で竹内邦夫裁判長は、処分の根拠となった被害申告のうち事実と認められるのは一部だけで、それも問題性は軽い、と指摘。「大学は必要な調査手続きを踏まず、事実認定を誤った」と判断した。

 判決によると、関学大は2005年7月、女子大学院生から「手にキスされた」などの申告を、元教授に弁明の機会を与えず、十分に調査しないまま事実と認め、名誉教授の称号を取り消した。

 関学大は「判決文を読んでいないのでコメントは差し控える」としている。


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