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2009年07月17日

北大職組、声明「第二期中期目標・計画(案)について」

北大職組
 ∟●声明「第二期中期目標・計画(案)について」

声明 第二期中期目標・計画(案)について
大学版「構造改革」路線=新自由主義的大学経営からの決別を!

 2009年6月18日の教育研究評議会に「第二期中期目標・中期計画一覧表(案) 国立大学法人北海道大学」(以下、「第二期(案)」)が提示された。北大はこの「(案)」を6月末に文科省に提出し、そのうえで同省と協議に入ることになった。
 すでに北大教職員組合は第二期中期目標・計画に関して、2008年2月18日づけで声明を公表し、以下の二点を批判した。
 1)「大綱(案)」に至る前段として、第一期に関する学内的な総括が何ら公表されていない
 2)「大綱(案)」は、第一期を支配した予算の選択と集中、競争主義、業績主義、人減らしなど北大版「構造改革」の方針を踏襲し、さらに徹底しようとしている

 およそ1年半前に示した批判点は今回の「第二期(案)」に対してもほぼそのまま当てはまる。「第二期(案)」の公表に至るまでのあいだ、北大当局は第一期に関する真摯な総括を行わなかったと言わざるを得ない。中期目標期間の業務実績評価は公表されているものの、それは既に策定された計画の進捗度の評価であり、評価の前提となった計画そのものの総括はなされていない。このような経緯のなかでまとめられた「第二期(案)」であるため、やはり北大版「構造改革」の基調は変わっていない。

 我々は、とりわけ以下の諸点には重大な問題が含まれていると考える。……


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