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2009年09月29日

仙石由人行政刷新担当大臣宛公開書簡、「前横浜市長中田宏を行政刷新会議に登用すべきではない」

学問の自由と大学の自治の危機問題
 ∟●仙石由人行政刷新担当大臣宛公開書簡、「前横浜市長 中田宏氏の件」(2009.9.25)

 行政刷新担当大臣 仙石由人様 (「前横浜市長 中田宏氏の件」 2009年9月25日)

 この度は、行政刷新担当大臣ご就任おめでとうございます。半世紀に及んだ自民党政権を見事退陣に追い込んだ、貴党のご奮闘に心より快哉を叫ぶものの一人です。

 私は、4年半ほど前まで横浜市立大学に勤務しておりました佐藤真彦と申すものです。私が横浜市大在職中に、中田宏横浜市長(当時)が強行した“改革”という名の大学破壊(「学問の自由と大学の自治」破壊)に遭遇し、以来、心ならずも“中田ウォッチャー”を続けており、政治家としての中田氏の不適格ぶりを知悉しているつもりです。

 なお、私のプロフィールなどに関しては、お手数ながら、私が管理しているホームページ「学問の自由と大学の自治の危機問題」http://www.kit.hi-ho.ne.jp/msatou/kikimondai-index.htmlをご覧ください。

 仙石大臣は、9月23日のテレビ朝日の番組で、行政刷新会議の中心メンバーとして「地方の首長経験者がいいという意見もある。基礎自治体の市長のほうが、押しつけ補助金とか嫌な事業をやらされてきた。そういうことがよくわかっている」と述べ、市町村長経験者の起用を軸に検討していることを示唆した(アサヒコム)と聞いております。また、去る7月28日には、岡田現外務大臣(当時、幹事長)は、《中田宏横浜市長が辞職願を出したことに関して「国政を変えるために中田氏のような素晴らしい人材が参加してくれればありがたい。(民主党とは)方向性もかなり共通しているので、一緒に頑張っていけるのではないか」と述べ、今後の連携に期待を示した。横浜市内で記者団に語った。(時事通信)》と報道されています。

 このような報道に接するにつけ、行政刷新会議、ひいては、貴党の将来を大変危惧しております。

 中田宏前横浜市長は、“市民派”のクリーンなイメージで颯爽と登場したが、すぐに化けの皮が剥がれて、“えせ市民派”・“不正直”・“ウソツキ”政治家のダーティーな本性が露呈したあげく、“ワイセツ・ハレンチ”スキャンダルで“無責任”に辞任した人物として、つとに有名です。

中田氏の全貌に関しては、
“市民派”中田市長のダーティーな素顔 
http://www.kit.hi-ho.ne.jp/msatou/nakada.html にありますが、資料が膨大な数に上るためかえって分かりにくいかと思います。

 そこで、最近、「全国国公私立大学の事件情報」http://university.main.jp/blog/ が手短に整理した文書を以下にあげておきます。

 「腐ったリンゴ」のたとえにもあるように、中田氏のような欠格者を行政刷新会議に登用した場合、行政刷新会議が致命的な汚点を抱えることになるのは火を見るより明らかです。仙石大臣ならびに行政刷新担当諸氏の賢明なるご判断を願ってやみません。

佐藤真彦

追伸 なお、本書簡は、私のホームページにて公開することと致します。
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■中田宏横浜市長、“無責任”辞任騒動 『全国国公私立大学の事件情報』(2009.8.6)
http://university.main.jp/blog7/archives/2009/08/post_516.html 


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