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2010年02月19日

なんで有期雇用なん!? 大学非正規労働者の雇い止めを許さない関西緊急集会

関西圏大学非常勤講師組合
 ∟●なんで有期雇用なん!? 大学非正規労働者の雇い止めを許さない関西緊急集会

2月27日(土)
1時~4時
エルおおさか 7階70

集会呼びかけ文

 大学、官公庁、一般企業の間で、更新の年限を定めた有期雇用が広がっています。
 恒常的な業務であるにもかかわらず、数年で一律に雇い止めとなる有期雇用、私立大学ではずいぶん前から導入され、既に常態化していますが、国立大学でも2004年の法人化以降、各大学で有期雇用が導入されてきました。京都大学では5年。大阪大学では6年*。今年3月、全国の国公立大学、私立大学で大量の解雇が実施されます。
 現在、大学で働く非正規労働者の多くは女性です。大学に限らず、非正規労働の根底には女性労働の搾取の問題があります。主婦のパート仕事として位置づけられ、夫に扶養されることを前提にしているため待遇は改善されず、それが今では20代・30代の女性・男性がおかれる当たり前の労働環境になりつつあります。
 数年ごとに雇い止めを行い、人だけ入れ替えるのは単に「首のすげかえ」であり、反復更新を繰り返すことにより、更新期待権が生じないようにするための方法です。しかし、多くの非正規労働者は「有期雇用であることを知って契約にサインしたのだから、雇い止めになっても仕方ない。」と諦めます。けれども、私達は声を上げます!

「なんで有期雇用なん!?そもそも、有期雇用自体がおかしいんちゃう!?」

 有期雇用は「人を育てない・育てる気がない」、人々の働く力を貧困化させていくシステムだと考えます。
 更新や雇い止めの不安に怯えながら働くのではなく、腰を据えじっくりとその仕事に携わりたい!
 同じ仕事をしているのであれば、正規労働者と同一の賃金・待遇を!
 その思いを抱えた関西の国公立・私立大学の非正規労働者たちが大学を超えて集まり、今年3月末に各大学で行われる雇い止めを実行させないため、緊急集会を開くことになりました。
 有期雇用に疑問と不安を抱きつつも、声を上げられない非正規労働者の方々に「共に声を上げよう!」と呼びかけ、有期雇用の問題性を明らかにし、抜本的な解決策を皆さんと共に考える場にしたいと考えています。


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