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2010年02月24日

北陸大教授の解雇無効、学部再編で授業廃止-金沢地裁

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010022300822

本訴勝利 祝!

 北陸大(金沢市)の学部再編に伴うドイツ語授業廃止で解雇されたのは不当として、教授2人が大学に地位確認などを求めた訴訟の判決が23日、金沢地裁であった。中山誠一裁判長は「合理的理由を欠く」として解雇を無効とする判決を言い渡した。
 中山裁判長は「解雇は権利の乱用で、社会通念上相当と認められない」と判断。解雇から現在までの給与と賞与の支払いを命じた。
 判決などによると、同大は2004年に、日本人男性教授(63)とドイツ人女性教授(54)が所属していた外国語学部などを廃止し、薬学部など2学部に再編。外国語授業が英語と中国語だけになり、07年に2人に解雇を通知した。
 同地裁は07年、2人の地位を認め賃金の一部を支払う仮処分を命じた。

北陸朝日放送

北陸大学訴訟 教授2人の解雇無効の判決

学部再編にともない解雇された大学教授2人が解雇無効を訴えていた裁判で、金沢地方裁判所は原告の主張を認め、解雇を無効とする判決を言い渡しました。この裁判は、北陸大学でドイツ語などを教えていた田村光彰教授ら2人が、学部再編にともない2007年2月に解雇されたことをめぐり、解雇は不当であるとして地位の確認を求めていたものです。23日の判決で、金沢地方裁判所の中山誠一裁判長は「人員削減の必要性や大学が解雇を回避するために必要な措置を尽くしたかなどを総合的に考えた場合、解雇は合理的な理由を欠いていて無効である」と指摘。その上で、解雇後の2007年4月から判決確定日までの給料と賞与を支払うよう北陸大学に命じました。その一方で原告側が請求していた慰謝料については理由がないとして棄却しました。


[同ニュース]
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