研究者の地位と権利を守るための全国的ネットワークをつくろう!

2010年03月24日

首都大学東京労組、助教の8年雇い止めを改めること

首都大学東京労働組合
 ∟●手から手へ、第2548 号

……

Ⅱ.教員の要求と課題

1.任期制の抜本的改善に向け、まず助教の8年雇い止めを改めること
 2006 年度開始の任期付き教員の最初の再任判定時期がやってきます。一昨年来の組合交渉を経て、原則再任が達成される見込みですが、もっとも重大な、助教の8年雇い止めの撤廃、あるいは抜本的な改善がなされなければ、大学は深刻な事態に陥ります。この問題を改善しなければ、法人と大学執行部が進めようとしている『助教の育成・研究支援』は絵に描いた餅なのです。多くの助教が育成・支援の対象であるなら、8 年という短期を区切り、しかも再任がない制度は原理矛盾です。
 私たち組合は、今回の再任判定期を契機として、助教の任期制を少なくとも准教授以上と同様の趣旨の「ステップアップ型」にするべきであると主張してきました。この検討に時間がかかるなら、さしあたり再任後の3 年雇い止めを停止し、更新回数を増やすことを求め、法人に働きかけてきました。……


|