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2010年07月27日

熊本大学における特定有期雇用職員の正職員化について

■「意見広告の会」ニュース488より

熊本大学における特定有期雇用職員の正職員化について

熊本大学教職員組合執行委員長 伊 藤 正 彦  7月17日

 熊本大学は,2010年3月30日の役員会において特定有期雇用職員制度を廃止することを決定し,同年4月1日に医学部附属病院の特定有期雇用職員390名の正職員化が実現した。特定有期雇用職員の雇用期限見直し・正職員化は,2008年度以来,熊本大学教職員組合が賃金切り下げ問題とならぶ最重要課題として取り組んできた問題であるが,この成果はけっして熊本大学内のみにとどまることのない大きな意義を有している。

 看護師だけでなく医療技術職員をふくめて正職員化し,特定有期雇用職員という医療職の非正規職員制度を廃止した(パート職員は除く。したがって,2010年度以降,熊本大学医学部附属病院で採用される医療職員は,パート職員を除いて全員が正職員となる)のは,全国の国立大学附属病院において初めてのことである。今回の正職員化は,390名という規模もさることながら,この意味においてこそ画期的な成果といえる。全国的にもマスコミ(共同通信社など)や組合組織(全労連など)から注目を受けたのは,そのためであろう。

 この画期的な成果は,どのようにして実現したのか。本報告では,実現に至るまでの取り組みと運動の特徴等を整理するとともに,今後の課題を確認することにしよう。

(以下は「新首都圏ネット事務局」記事をご覧下さい。www.shutoken-net.jp)  

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