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2011年07月03日

セクハラ処分巡り、2教員が大学提訴 宮崎公立大

■朝日新聞(2011年07月03日)

 宮崎市の宮崎公立大で、女子学生にセクハラ行為をしたとして停職の懲戒処分を受けた教授と准教授が、それぞれ大学を相手取り、損害賠償などを求める訴訟を宮崎地裁に起こしたことがわかった。
 教授は2008年2月、停職3カ月の処分を受けたが、直後に処分の無効確認などを求めて地裁に提訴。同年12月に大学側と和解したが、大学側がその後「セクハラが認定された」と発言したり、「授業参観」だとして講義を監視したりしているとして、大学側に300万円の損害賠償を求めるなどしている。
 准教授は昨年12月、停職4カ月と教授から准教授への降任処分を受けた。これに対し、ハラスメントの事実はなく、大学の調査は公正を欠いていると主張。教授の地位確認と895万円の損害賠償を求めている。
 同大の井上雄二理事長は「大学の事実認定、処分は正しく行われた」と話している。

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