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2012年02月22日

専修道短大不当解雇事件、教授ら即時抗告

■北海道新聞(2012年2月22日)

専修道短大 系列大へ異動要求
教授ら 留年学生対応も訴え

 専修大学北海道短期大学(美唄市、寺本千名夫学長)が本年度末で閉校し、教員24人全員を解雇する問題で、同短大教授らが21日、札幌市で記者会見した。教授らは系列の他大学への異動を認めるよう求めるとともに、留年が決まった学生の4月以降の対応が学校法人専修大学(東京)から示されていないと主張した。

 会見した山田正範教授によると、学生4人んの留年が決まり、うち2人は新年度以降も学ぶ意思があるという。「学校側は学ぶ機会を用意する責任がある。大学法人からは何の説明もない」と批判した。

 教員24人のうち専修大への再採用は5人で、8人が専修大学移ることを希望したが拒否された。このため昨年12月に札幌地裁に地位保全を求める仮処分を申請したが、札幌地裁は今月20日付で、学校法人側が解雇方針を伝えただけで法的な解雇手続きに入っていないことを理由に却下。8人は即時抗告した。
 
 専修大広報課は「留年する学生が出ると短大側から正式な報告を受けていないため、コメントできない」と話している。


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