研究者の地位と権利を守るための全国的ネットワークをつくろう!

2012年03月07日

嶋田ミカさんの裁判支援のお礼と改めてのお願い

嶋田ミカさんの裁判支援のお礼と改めてのお願い

龍谷大学に働くみなさん
京滋地区の大学・短期大学に働くみなさん

 すでにご存知のことと思いますが、2011年12月22日、嶋田ミカさんが学校法人龍谷大学を相手に起こした地位確認等請求裁判の「和解」が成立しました。この裁判は、嶋田さんが、特別任用教員(助手)として採用される際「任用期間を3年とし、更新することができる。ただし、2期を超えることはできない」と示されていたにも拘らず、一方的に2010年3月末で雇用を打ち切られ、やむなく同年7月に京都地裁に提訴したものです。
 「嶋田ミカさんの雇用継続を求める会」は、龍谷大学教職員組合ならびに京滋地区私立大学教職員組合連合の協力をえながら1年9か月にわたって嶋田さんの支援に取り組んでまいりました。この度、学校法人の英断もあって、和解が成立しました。ご支援いただいたみなさんに、この場を借りて感謝の気持ちをお伝えいたします。この和解は、大学における有期雇用問題の解決に一石を投じたといえましょう。
 さて、嶋田さんの裁判は終わりました。嶋田さんは学内に戻って1年間ではありますが、新しい職場で勤務することとなります。嶋田さんは2010年4月以降、定職につくことはできませんでした。裁判を始めるにあたって、組合員である嶋田さんは龍谷大学教職員組合から「借入」という形で着手金の支援を受けましたが、これについては返済が必要です。また、弁護士に対して裁判費用を支払わなくてはなりません。嶋田さんはこの間、収入が途絶えていたのであり、簡単に資金をねん出することはできません。
 しかし、嶋田さんの裁判を支援した一般の方の多くは、非正規雇用や失業中の方々です。「求める会」はカンパを呼びかけず、もっぱら傍聴に力を入れてきました。その取り組みが功を奏し、傍聴席はいつも満席でした。
 裁判が和解という形で決着した今、原告である嶋田さんが一人で裁判費用を負担するのではなく、何とか組合員、教職員のみなさまのお力で嶋田さんを支援いただけないでしょうか。そのようなことから、龍谷大学教職員組合ならびに京滋地区私立大学教職員組合連合のご理解を得て、龍谷大学に働くみなさん、京滋地区の大学・短期大学に働くみなさんにカンパを呼びかけるものです。募金の振込先等については、別項に記載してございます。
 どうか趣旨をご理解いただきまして、ご協力いただきますようお願いいたします。

*発起人
田中宏(龍谷大学元特任教授、同大学元教職員組合員、
嶋田ミカさんの雇用継続を求める会代表)

*呼びかけ人
由井 浩(龍谷大学教職員組合委員長)
景井 充(京滋地区私立大学教職員組合連合委員長)
村岡 倫(龍谷大学文学部)
大林 稔(龍谷大学経済学部)
角岡賢一(龍谷大学経営学部)
石井幸三(龍谷大学法学部)
谷垣岳人(龍谷大学政策学部)
村澤真保呂(龍谷大学社会学部)
清水耕介(龍谷大学国際文化学部)
玉木興慈(龍谷大学短期大学部)
萩屋昌志(龍谷大学法務研究科)

【カンパの振込先等について】
 ・以下の郵便振替口座にご送金ください。
   口座名義  嶋田ミカさんの雇用継続を求める会
   口座番号  00970-5- 328243
 ・郵便振替用紙の受領書でもって領収書に代えさせていただきます。領収書がご入用な場合には、会の事務局までご連絡いただくか、郵便振替用紙にその旨をご記入ください。会の連絡先は、以下のとおりです。
   e-mail:s.koyokeizoku@gmail.com     
 ・カンパのご報告は、「嶋田ミカさんの雇用継続を求める会」のウェブサイトで行わせていただきます。URLは、以下のとおりです。
   http://skoyokeizoku.jimdo.com/
 ・恐縮ですが、2012年3月末までのカンパにご協力いただけるとありがたく存じます。


|