2012年05月01日
長崎県立大学懲戒処分事件、福岡高裁は4月25日長崎県立大の控訴を棄却!
■長崎県立大学で起きた懲戒処分事件の謎
∟●控訴審判決
以下は,ニュース報道
バイオラボ破たん:処分無効訴訟 教授の処分無効 福岡高裁、1審支持
毎日新聞 2012年04月25日 地方版県や長崎市が支援したベンチャー企業「バイオラボ」業務を巡り、停職6月の懲戒処分を受けた元同社長で、県立大の久木野憲司教授(53)が県公立大学法人を相手取り処分無効などを求めた訴訟で、福岡高裁は24日、法人に処分無効と、未払い賃金など約815万円の支払いを命じた1審・長崎地裁判決を支持し、双方の控訴を棄却した。
古賀寛裁判長は「懲戒処分の手続きに重大な瑕疵(かし)があり、処分は無効」と指摘。大学側が欠勤を理由に懲戒処分する際、具体的な日付や欠勤時間、それを検証する資料を交付せず、原告の防御活動を妨げたとして「処分の基礎とすることは許されない」とした。
久木野教授は長崎市で記者会見。高裁判決について「誠に適正な判断」と述べた。同席した弁護士は「こちらの主張が通らない部分もあるが総合的にみれば妥当」と分析した。
一方、大学側は「判決は納得できず、直ちに上告の手続きに入る」とのコメントを出した。