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2013年03月20日

北陸大学、北元喜朗理事長退陣!

北陸大学教職員組合
 ∟●組合ニュース第305号

北元喜朗理事長退陣!

2013 年 2 月 18 日にメールで一斉配信された「学校法人北陸大学の経営正常化を求める会」(以下、「正常化を求める会」と言う)による北元喜朗理事長の退陣要求と、一週間後の北元理事長の辞任は、北陸大学教職員組合にとっても念願の、そして大歓迎の事件であった。大学の運営が危機的状況にある中で、まずは氏名を前面に出された今回の6 名の発起人教員諸氏の勇気ある行動に対して敬意と感謝の意を表したい。

 思えば、17 年前の北陸大学教職員組合の結成以来、組合が求めてきたのは単に給与など待遇面での改善のみならず、大学としてのまっとうな運営がなされることであった。事実、組合員を含む教員たちの中から、これまでもたびたび大学の正常化を求める動きがあったが、権力の横暴とその服従者達により長い闘いを強いられてきた。今回の正常化を求める会に組合は組織として参画した訳ではないが、多数の組合員が個人として関わり、協力していたのである。弾圧を受ける可能性があった中での協力は、組合員、非組合員を問わず、人生をかけた正義の闘いであった。彼らの勇気も讃えたい。

 「正常化を求める会」の基本的主張は「経営の正常化」であり、そのための教職員の負担軽減と処遇改善を目的とした大学の組織再編である。そのための第一歩として、北元理事長の辞任を勝ち得たことは大いに評価できる。とはいえ、これまでの大学運営のあり方を顧みるに、前理事長を支えてきた理事会や評議員会にも重大な責任がある。該当者は大学人として責任ある身の処し方をされる予定であると聞いているが、その責任の軽重により、辞職なり反省なりをしていただきたい。ともあれ、前理事長およびその服従者達は北陸大学を壊してきたのである。反省すべき人には自己保身を図るのではなく、北陸大学の破壊箇所の修復に全力を傾注してもらいたい。

……以下,略…

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