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2013年05月25日

解雇無効求め前学長が提訴 、専修道短大

■北海道新聞(2015年5月25日)

 身に覚えのない理由で解雇されたとして、専修大学北海道短期大学(美唄市)の前学長寺本千名夫さん(64)が24日、運営主体の学校法人専修大学(東京)を相手取り、解雇無効を求めて札幌地裁に提訴した。
 訴状によると、法人側は2010年、学長だった寺本さんの反対を押し切り、本来必要な教授会の決議もなくH年度以降の同短大の学生募集停止を決定。さらに寺本さんに無断で学長印を使い、学長名義の募集停止の報告書を作成、文部科学省に提出したという。
 これに対し寺本さんは「自分は報告書を作成していない」と同省に説明。法人側は今年3月、「寺本さんは自分で印を押したのに文科省に虚偽の説朋をした」などとして、解雇したという。
 寺本さんは提訴後に記者会見し「このようなあるまじきことが行われ地方の短大がつぶされたということを世の中に知らしめたい」と述べた。法人側は「事実を確認しておらずコメントできない」としている。
 同短大をめぐっては、元教員8人が法人側に対し、解雇無効を求めて同地裁で係争中。

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