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2013年06月28日

岡山県立大、告発教員 処分禁止を求め地裁倉敷支部に仮処分申請

山陽新聞(2013/6/26)

告発教員、県立大の処分禁止訴え 地裁倉敷支部に仮処分申請

 岡山県立大(総社市窪木)の入試不正疑惑問題で、不正があったと内部告発した教員が26日、大学側が事実でない憶測に基づき進めている懲戒処分手続きは違法として、処分禁止を求める仮処分を岡山地裁倉敷支部に申請した。

 申請書では、大学側は「教員が報道関係者に告発内容を提供したと考えられ、事実でない情報を流布させようとしたとみるべき」との推測によって、大学の信用を失墜させたとして懲戒処分を検討。教員の代理人は「情報提供した事実は無い。そもそも提供していても、公益に基づく告発者は法的に守られる」としている。

 同大調査委員会は2011年度入試で受験生1人が不正に不合格にされたとする教員の告発を検証し、5月27日に「不正はなかった」とする報告書を発表した。教員は理事長(学長)から講義などを禁じられ、講義や会議参加を妨げないよう求める仮処分を同支部に申請している。


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