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2013年06月28日

鹿児島大アカハラ処分検討、教え子らが嘆願書

スポニチ(2013年6月27日)

 鹿児島大(鹿児島市)は27日、農学部の50代の男性教授が学生らに暴言などのハラスメントをしたとして諭旨解雇処分を検討している問題で、教え子の大学院生や卒業生ら計67人が、処分の再検討を求める嘆願書を出したことを明らかにした。

 嘆願書は「一部の卒業生の意見だけを反映し、調査は不十分」「指導を受ける在学生の立場を軽視している」との内容。5月下旬に提出された。

 大学によると、教授は約13年間にわたり、指導していた学生ら9人に暴言を浴びせるなどして一部を休学や退学に追い込んだ。教授はハラスメントを否定し、処分に対する異議を申し立てている。

鹿大アカハラ:諭旨解雇通知の農学部教授、意見陳述求め書面提出 /鹿児島

毎日新聞(2013年06月04日)

 鹿児島大の50代の農学部教授が、学生9人にアカデミックハラスメント(学内での地位を利用した嫌がらせ)をしたとして大学側から諭旨解雇の懲戒処分とする通知を受けている問題で、教授が意見陳述を求める書面を大学側に提出していたことが分かった。提出は5月31日付。

 大学側は当初、3日の役員会で処分を決める方針だった。しかし、処分に異議を唱える教授側の書面の提出を受け、再度学長や学部長ら33人で構成する教育研究評議会を開き、教授側の陳述を聞く予定。その後、役員会で処分を決定する。

 この問題は、2010年7月に学生が学内のハラスメント相談窓口に相談して発覚。大学の調査で98?10年度に、研究室の大学院生や学部生計9人を退学や休学に追い込んだり、学位を取らせないなどのいやがらせ行為をしたとして、処分を通知していた。


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