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2013年07月12日

横浜市大謝礼金問題、元副学長の処分無効の訴えを地裁が却下

神奈川新聞(2013年7月11日)

 横浜市立大学医学部の学位取得をめぐる謝礼金問題で、2008年に停職4カ月の懲戒処分を受けた元副学長の男性が同大学に処分無効の確認などを求めた訴訟の判決で、横浜地裁(阿部正幸裁判長)は11日、原告の訴えを却下した。

 同問題は、同医学部の教授、准教授が、学位取得者から金銭を受け取っていたとして、08年7月、元副学長と元医学部長が停職処分を受けた。

 阿部裁判長は、元副学長は処分を受けた日に、自ら退職届を提出していることから、雇用関係は消滅しており処分無効の確認自体に利益がないとして、訴えを却下した。

 また、当時の処分に関しても「大学側に裁量権の逸脱乱用があったとはいえない」として、慰謝料の請求についても棄却した。


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