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2013年08月14日

懲戒処分の元教授が北海道・旭川医大提訴 検体提供の正当性主張

北海道新聞(2013年8月14日)

 患者の血液などの検体を無断で製薬会社に提供したとして、旭川医大から2008年、停職1年の懲戒処分を受けた同大元教授=東京都在住=が、同大を相手取り処分の取り消しや、停職期間中の未払い賃金1018万円の支払いなどを求める訴訟を旭川地裁に起こしていたことが13日、分かった。

 訴状によると、元教授側は当時、学内には検体提供について、倫理委員会への届け出義務などを定めた手続き規定はなかったと指摘。日本臨床検査医学会の見解に基づいた教育目的の提供であり、「不当視されるものではない」としている。

 旭川医大は「弁護士に一任しているので、内容については申し上げられない」と話している。


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