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2014年01月23日

金城学園大学雇止め事件、裁判報告

名城大学・金城学院大学 非常勤講師裁判
 ∟●ブログ

金城学院大学雇止め裁判報告

 2013年12月13日に、大阪からの私に友人を含め20人の方々が傍聴に来て下さり、その応援を受けて私の最終意見陳述を無事終えることができました。
 2010年10月に金城学院大学を提訴して、翌年2011年1月から裁判が始まり、金城学院大学が雇止めの理由としてあげた「シラバスの変更」「学生アンケートの評価」「出席簿の保管期限以前の廃棄」の3つはいずれも合理的な根拠のない後付的な不当な理由であると主張して、非常勤講師としての地位確認と、教師としての資質までも非難、中傷して精神的、肉体的に苦痛を与えたことに対する損害賠償を求めてこの3年間皆様のご支援を得て裁判を戦って来ました。
 2013年10月4日の証人尋問では、被告側証人として、直接私に雇止めを通告した専任の水野真木子教授が証言をして、シラバスには実質的な変更はなかったことや、学生からの苦情を受け、学科会議で決定して実施したとされる学生アンケートは、2月に作成されていたもので、苦情とも学科会議の決定とも何の関係もなく,雇止めの理由にするため恣意的に実施されたことも明らかにされ、出席簿の保管に関しても、4月末まで保管するべきを4月27日に処分したという言いがかりをつけてのことであると改めて原告齊藤直美は主張し、これに対する決定的な反論はありませんでした。
 裁判開始から3年もの長い年月が過ぎ去り、心身ともに疲れ果てる毎日を過ごしてきましたが、争議団はじめ国民救援会、栄総行動、健康センター、年金者組合、新婦人の会、名水労など各労働組合関連などの皆さんからのトータルで5000筆の署名採、毎回の裁判への傍聴などの心強いご支援を得てここまで頑張って来ることができました。
感謝申し上げます。
 来年2014年2月14日13:10からいよいよこの裁判の判決になります。あとひと踏ん張り皆さんのご支援を受けて、裁判長の公正な判断と、正義を全うしていただけるよう願うものです。そして心身ともに解放されたいと思います。それまで暖かい応援を引き続きお願いします。
                                 
齊藤直美

 

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