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2014年02月05日

高校~大学教育費1349・2万円…今年度89・7万円増

読売新聞(2014年2月4日)

 日本政策金融公庫奈良支店は、2013年度に県内で実施した教育費負担の実態調査の結果を発表した。高校入学から大学卒業までに必要な教育費の平均が子供1人当たり1349・2万円と前年度に比べて89・7万円増加。一方、世帯年収に占める授業料や通学費などの在学費用は子供が2人いる世帯では66・9%(同21・5ポイント増)と、子供の教育費が家計の中心となっている実態が浮かび上がった。

 調査は昨年7月、「国の教育ローン」を利用した209世帯を対象に行われ、33世帯から回答があった。

 在学費用に受験料や入学金などの入学費用を足した「必要な費用」は、高校で429万円、大学で920・2万円。高校入学から大学卒業までの合計は、国公立大進学で934・3万円、私立大では理系1427・7万円、文系1092・5万円となった。

 一方で、世帯年収は減少傾向にあり、平均は552・6万円(同5・2万円減)だった。

 教育費の捻出方法(複数回答)については「奨学金」(51・5%)、「教育費以外の支出を削る」(48・5%)が上位を占め、節約している支出(同)は「旅行・レジャー費」と「外食費」が66・7%と最も多かった。


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