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2014年02月05日

署名開始、「大阪府立大学と大阪市立大学の拙速(せっそく)な統合はやめてください」

大阪 開業支援室
■大阪府立大学問題を考える会・大阪市立大学の統合問題を考える会

大阪府知事宛署名用紙
大阪市長宛署名用紙

大阪府立大学と大阪市立大学の拙速(せっそく)な統合はやめてください

【要請趣旨】
 橋下徹大阪市長は、大阪府立大学と大阪市立大学を平成28年度に統合しようとしています。
 大阪府と大阪市に公立大学があるのは「二重行政」で、「東京と比べて負担が大きすぎる」と言いますが、東京都は「富裕自治体」として、首都大学東京の運営費の大部分を負担しています。しかし、大阪府立大学と大阪市立大学の運営費の多くは国からの交付金です。大阪の国公立大学数は、100万人以上の大都市のある11の都道府県でみれば、今でも下から3番目です。
 大阪府立大学と大阪市立大学は、創立以来、大阪の知の拠点として、経済・文化・科学技術の発展に貢献し、大阪の発展とともに歩んできました。統合でこの大学が減ることは、比較的安い学費で、自宅から通える、貴重な高等教育の場を保障してほしいという、府民、市民、そして受験生の願いに反するのではないでしょうか。
 大阪市議会では、大学のキャンパスや財源などの基本問題が具体化されないまま、統合先にありきのやり方に、強い批判と懸念が出され、提案された「大学関連議案」は否決されました。拙速な統合の撤回を求める学生の「陳情書」も採択されています。両大学の名誉教授ら21氏は、「大学の自治への介入と拙速な統合を憂慮する」声明を発表しています。
 府民や市民に周知せず、議会も反対し、学生はじめ大学関係者への説明も納得もないまま、それぞれ歴史と伝統、学風のある二つの大学を拙速に統合することはやめてください。

【要請項目】
一、大阪府立大学と大阪市立大学の拙速な統合はやめてください。


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