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2014年03月18日

国立大学改革、強化推進事業に7大学を選定…文科省

Resemom(2014年3月17日)

 文部科学省は3月14日、平成25年度の「国立大学改革強化推進補助金」の選定結果を発表した。横浜国立大、千葉大、埼玉大など、7大学による組織改革や機能強化などの取組みが選ばれた。

 同補助金は、各大学の強みや特色の伸長につながる国立大学改革を強化推進することが目的。取組みに必要な経費を補助することで、将来を支える人材の育成、大学運営の高度化、国際競争力の強化に資することを目指している。

 平成25年度選定されたのは、北海道教育大学、埼玉大学、千葉大学、横浜国立大学、静岡大学、九州工業大学、政策研究大学院大学の7大学。

 このうち千葉大は、国立大学唯一の医療系3学部(医学・薬学・看護学)と附属病院が結集した亥鼻キャンパスの高機能化構想を提案。「次世代の多様なニーズに応える医療人育成機能強化を果たし、全学に改革を展開する」としている。

 道教育大は、教育学部の抜本的組織改革を事業として提示。教員養成の質向上を図るため、課題解決型授業の実施、若手研究者が任期付き雇用形態で経験を積むことができる「テニュアトラック制」の導入などに取り組むとしている。

◆平成25年度「国立大学改革強化推進補助金」選定事業
・北海道教育大学「教員養成の質向上を図るための教育学部の抜本的組織改革」
・埼玉大学「学部の枠を越えた再編・連携による大学改革~ミッションの再定義に基づく研究力と人材育成の強化~」
・千葉大学「次世代対応型医療人育成と『治療学』創成のための亥鼻キャンパス高機能化構想」
・横浜国立大学「世界の持続的発展に資する『リスク共生学』に基づく教育研究拠点の形成」
・静岡大学「全学的な教育改革・組織改革によるグローバル人材育成機能の強化-ターゲット・アジア人材育成拠点の構築-」
・九州工業大学「社会と協働する教育研究のインタラクティブ化加速パッケージ~技術者のグローバル・コンピテンシー獲得へ~」
・政策研究大学院大学「諸外国の研究大学とアカデミアの知識戦略及びガバナンス戦略の分析に基づく大学改革のリーディングモデルの実践」


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