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2014年03月17日

京大、学長「国際公募」の狙い

読売新聞(2014年03月16日)

京大、学長を国際公募…しがらみ離れ指導力期待

 京都大学の総長(学長)選考会議は、次期学長について、国内だけでなく世界から公募する方針を決めた。

 世界中の優秀な研究者や学生が集う大学を実現するために、学部など部局のしがらみから離れた強いリーダーシップを発揮できる人材が必要と判断した。文部科学省によると、国立大学が学長を国際公募する例はなく、日本トップクラスの京大の判断が他大学に与える影響は大きい。

 現在の松本紘学長は今年9月30日に任期満了となる。関係者によると、早ければ4月中に米・ハーバードや英・ケンブリッジ、東京大などの学長らに学長候補者の推薦を依頼する。教職員50人以上の推薦などがあれば学内からも推薦することができる。

 推薦を受け、門川大作京都市長ら学外の6人と学内の教員6人でつくる選考会議が、世界をリードできる京大の学長にふさわしいかどうかを審査し、最終決定する。最初に絞られた候補者を対象に、教職員の意向を探る調査の実施も検討している。


[同ニュース]
京都大学、総長を「国際公募」へ 競争力強化を狙う

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