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2014年03月21日

非常勤英語講師、授業の外部委託めぐり早大に賠償請求

毎日新聞(2014年03月20日)

 早稲田大が英語の授業を外部委託したため受け持つ授業の数を減らされたとして、非常勤英語講師2人が20日、早大を相手取り、地位確認と約1000万円の損害賠償を求め、東京地裁に提訴した。2人は、授業委託は学校教育法に違反する疑いが強く、偽装請負の可能性もあると主張している。

 訴状や首都圏大学非常勤講師組合によると、2人のうち米国人のロバート・バクスターさん(65)は25年間、英国人男性は13年間、早大に勤務。カリキュラム変更で必修の「英語1ビジネス英会話」が廃止され、別の英語科目が必修となって外部委託されたため、担当が以前の11?14コマから7.5コマに減らされたという。外部委託には問題があり、コマ数減の客観的・合理的な理由がないと主張している。早大は「訴状を確認した上で粛々と対応する」としている。【東海林智】


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