研究者の地位と権利を守るための全国的ネットワークをつくろう!

2014年04月01日

受験前に現金 東大大学院教授解雇

NHK

東京大学大学院の教授が、担当した入学試験を受けた受験生から受験の前に現金100万円を受け取っていたことが分かり、大学は入学試験の公正性などに疑いを持たせる行為だとして、教授を諭旨解雇の処分にしました。

処分を受けたのは、東京大学大学院に勤めていた50代の男性教授です。
大学によりますと、教授は平成23年度の東京大学大学院の入学試験で口述試験の出題や採点を担当していましたが、このときの受験生の1人から、受験の1年ほど前に教授に就任したお祝いとして現金100万円を受け取りました。このあと、受験生が東京大学大学院への受験を希望していることを知り、「来年、受験して合格してほしいと思っている」と伝えるなど、試験で何らかの優遇があるかのように思わせる態度を取っていたということです。
大学の調査では、教授は現金を受け取ったことは認めましたが、試験で便宜を図るなどの不正な行為は確認されなかったということです。
大学は「入学試験の公正性や厳格性に疑いを持たせる行為だ」として、今月28日付けで教授を諭旨解雇の処分にしました。
これについて、東京大学は「教員としてあるまじき行為で、今後、このようなことがないよう再発防止に当たりたい」とコメントしています。

[同ニュース]
東大教授を諭旨解雇 大学院受験生から100万円受領
東大院教授、受験生から現金受領 100万円、諭旨解雇処分

|