2014年06月13日
高知大学教職員組合、「学校教育法と国立大学法人法の改正に反対します」
■高知大学教職員組合
∟●こぶし、第10号(2014年6月10日)
学校教育法と国立大学法人法の改正に反対します。高知大学教職員組合中央執行委員会
「ミッションの再定義」にさいしては、高知大学も、国の政策にそって徹底的にひきずりまわされることになりました。「独立行政法人」の「独立」はもはや幻でさえなく、国の政策によって自由にひきずりまわされるための「独立」でしかなくなっています。
ご存知のように、学校教育法と国立大学法人法の改正の審議が 5 月 22 日に衆議院で審議がスタートしました。教授会の権限の限定とひきかえに学長の権限を拡大させることが趣旨の改正です。国の政策によって自由にひきずりまわされている大学の現状を考えると、学長の権限の強化は、国が学長をとおしてさらに自由に大学をひきずりまわすための制度整備と言わないわけにゆきません。研究や教育の自由が失われたら大学は大学でなくなります。私たちは学校教育法と国立大学法人法の改正に反対します。