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2014年07月18日

名古屋女子大組合副委員長不当解雇事件、2年続いた裁判が結審 判決は9月18日

■谷口教授を支援する会
 ∟●ニュース,第23号(2014年7月16日)

2年続いた裁判が結審 判決は9月18日

 さる6月26日(木)午後2時から3時半まで、名古屋地方裁判所 1103 法廷にて谷口教授の裁判期日がありました。本ニュース第21号でお知らせしたとおり、前回期日の4月10日に解雇裁判と 名誉毀損裁判が併合されることが確認され、今回が併合されてから最初の裁判期日でした。
 本人尋問に先立って、谷口教授側から 2点の書証申請がありました。名古屋女子大学教職員組合の元組合員であるT氏とU氏が「教職員研修室」において命じられた業務について述べた陳述書で す。この2点の陳述書は谷口教授の陳述書とともに、名古屋女子大学教職員組合の山井委員長の解雇裁判(谷口教授の事件とは別件)においても書証として提出され、「教職員研修室」への配転命令 が学園による不当労働行為にも該当すると裁判所が認定する根拠になったものです(1審、2審ともに解雇無効との判決。名古屋地裁 2014/02/13、名古屋高裁 2014/07/04)。
 さて尋問ですが、まずは主尋問(谷口教授側弁護士からの尋問)が 60 分ほどありました。理事会の組合敵視についての証言から始まり、2011 年 6 月から始まった「学長特命プログラム」、2012 年 3 月以降の「教職員研修室」での業務命令、2012 年 4 月 1 日付での助手への降任、3 回の懲戒処分、 ブログ、解雇それぞれについての事実確認と本人の気持ち、慰謝料請求の思いなどが証言されまし た。
 次に反対尋問(学園側弁護士からの尋問)が 30 分ほどありました。越原一族による学園支配、団 体交渉の不誠実さ、授業プレゼンテーション、「逆パワハラ」と学園から認定された文章、ブログに ついて証言がなされました。
 尋問終了後、双方ともに最終弁論を行わないことを確認した結果、結審が言い渡されました。
 判決の言い渡しは9月18日(木)13時10分からです。 当日は、愛知大学、愛知学 院大学、愛知学泉大学、愛知工業大学、至学館大学、鈴鹿 医療科学大学、中京大学、名古屋大学、名古屋女子大学、 東海私大教連の関係者23名から応援傍聴をいただきま した(写真)。この場を借りて お礼申し上げます。


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