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2014年07月05日

京都大、次期学長に山極寿一教授 ゴリラ研究の第一人者

毎日新聞(2014年07月04日)

 京都大は4日、9月末で任期を終える松本紘学長の後任に、前大学院理学研究科長の山極寿一教授(62)=人類学・霊長類学=を選出したと発表した。3日にあった教職員による投票(意向調査)で1位になり、4日の学長選考会議で正式に決まった。任期は10月から6年。

 山極氏は東京都国立市出身で、1975年に京大理学部を卒業。日本モンキーセンターリサーチフェローなどを経て2002年、理学研究科教授に就任。11年4月から2年間、理学研究科長と理学部長を兼任した。ゴリラ研究の第一人者で知られ、国際霊長類学会長も務めた。

 山極教授は記者会見で「国際化の荒波の中、京都大の伝統である自由の学風や創造の精神をどう生かせるのか、多数の世界的科学者を生み出してきた土壌をどう支えるのか、全学体制で作り上げていきたい」と語った。また、任期途中に教職員が学長を評価する「リコール制度」の必要性にも言及した。【野口由紀】


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