2014年07月05日
研究不正疑惑「全学生に説明を」 東大医学部生が会見
東京大学がかかわる臨床研究で不正疑惑が相次いでいる問題で、東大の医学部生3人が4日、都内で記者会見し、「東大が社会から信頼を失ってしまっている」と疑惑の当事者の教授らに対し、今月中に全学生に説明するよう訴えた。学生らは先月下旬、アルツハイマー病研究「J―ADNI」や白血病薬研究などの不正について浜田純一総長に公開質問状を提出したが、理事から「医学部が再発防止策をとりつつある。対応を見守りたい」との回答があっただけという。6年の岡﨑幸治さん(24)は「短期間で問題が次々と起きるのは異常。説明してほしい」と話した。