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2014年09月24日

カラ出張38回 香川大、助教を解雇

四国新聞(2014/09/23)

 6年間にわたりカラ出張を38回繰り返し、旅費計約126万円を不正に得ていたとして、香川大は22日、総合情報センターの男性助教(37)を諭旨解雇の懲戒処分にした。既に全額を弁済していることなどから、刑事告訴はしない方針。

 同大によると助教は、1月23~24日に学会出席のため和歌山県に出張すると申請していたが、事務職員が23日に大学構内で助教の車を発見。大学に出入りした記録も残っていた。

 大学が助教の過去の出張を調査したところ、2008年11月~14年1月に計38回、カラ出張を行っていたことが判明。領収書の提出が不要な鉄道を利用したように装い、運賃や宿泊費、日当を不当に得ていた。

 助教は全ての不正受給を認め「学生の交通費など研究支援に使った。私的には使用していない」と話しているという。

 高木健一郎理事・副学長は「再発防止に向け、出張報告に切符などを添付するよう規定を見直した。教職員へのコンプライアンス教育も徹底したい」と述べた。


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