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2014年10月26日

11大、人材育成へ連携 大学コンソーシアム設立

琉球新報(2014年10月25日)

 県内全ての国公立・私立の大学・短大と国立沖縄工業高等専門学校、沖縄科学技術大学院大学の計11高等教育機関が連合組織の一般社団法人「大学コンソーシアム沖縄」を設立し、24日、学長らがそろって恩納村の沖縄科学技術大学院大学で記者会見した。共同研究や単位互換、社会人向け公開講座開設を実施し、グローバル人材育成と産学官連携を進めることで地域活性、沖縄振興への貢献を目指す。12月23日に設立記念シンポジウムを開く。
 代表理事に就任した瀬名波栄喜・名桜大学前学長は会見で「コンソーシアム設立により、1大学ではできなかったことが可能になる。設立は歴史的な意味を持つ。大学が連携し県民のために何ができるか、県民には期待してほしい」と抱負を述べた。大学間の研究施設の相互利用も可能とする予定だ。
 初年度は、2015年1月に社会人向け講座を開設し、年度中に学生サミットも開催する計画だ。社会人向け講座は、連続講座形式で、修了証を発行する仕組みを検討している。他大学で受講した授業の単位を認める単位互換は早ければ15年度に始めたい考えだ。
 県立芸術大学、県立看護大学は事務手続きが間に合わなかったため本年度はオブザーバーとして参加する。経済界には賛助会員としての参加を呼び掛ける。

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